☆　リターン向上のための５つの戦略その４　☆



今回は、その４ですが、その１・その２・その３は、ちゃんと覚えていますか？



その１、「高いリターンが期待できる投資対象を組み入れよう」


その２、「税金コストを抑えよう」


その３、「長期のトレンドには逆らわない」


でしたね。　忘れている方は、ＦＰコラム資産運用編⑩⑪⑫を復習


してくださいね。




それでは、リターンを向上させるための５つの戦略その４です。


「小型株効果の活用」です。


この小型株効果を活用することで、年２％～３％のリターン向上効果を


狙うことが出来ます。




まず、小型株ってどんな株？？？


時価総額が低い株式のことです。


売上や利益の規模が小さい企業と言い換えてもいいかもしれませんね。



ここでお話する小型株効果とは、小型株のリターンは、大型株のリターン


よりも高いということです。。




なぜだと思いますか？


利益が１０００億円の会社（大型株）と、利益が１億円の会社（小型株）があったと


すると、１０００億円の利益を数年で１兆円にするのは難しいですが、１億円の


利益を数年で１０億円にする会社は珍しくないですね。



企業の利益が１０倍になると、遅かれ早かれ、株価も１０倍になっていきます。


実際に、数年で利益を１０倍にするのは一握りの小型株ですが、銘柄群の合計で


見ると、高いリターンになるわけなんですね。



この小型株効果は、アメリカでは、１９８０年代に実証・注目され、バブル崩壊後の


日本の株式市場でも実証されています。



ただし！３つの注意点があります。



１、小型株は、大当たりする銘柄もあれば、大外れする銘柄もあります。


　　なので、小型株を数銘柄選んで買うだけではリスクの軽減が難しい


　　ので、小型株ファンド（投資信託）を利用した投資を行うのがベスト


　　と言えますね。




２、小型株ファンドが短期間で１．５～２倍以上になった場合、その後の


　　調整が極めて激しくなる傾向がありますので、投資戦略には注意


　　しましょう。




３、小型株は大型株がハッキリと上昇した後に、ワンテンポ遅れて素晴らしい


　　上昇を見せることが多いです。




まとめ


リターン向上のための５つの戦略その４


「小型株の活用」です。




次回は、いよいよ、リターン向上のための５つの戦略の最終回です。



お楽しみに。。。