103万円・130万円の壁(H20.6.30)
今回は、お客様から質問が多い、パート勤務の103万円・130万円の壁
について書こうと思います。
☆・☆・☆「103万円・130万円の壁って何?」☆・☆・☆
まず、勘違いされている方も多いのですが、103万円は税金計算の壁・
130万円は、社会保険料計算の壁です。
ここでは一般的に多いと思われる「夫正社員・妻パート」の共働き夫婦について考えてみますね。
・103万円の壁?
妻の給与所得としての年収が103万円以下だと、自分自身に所得税がかからず、
夫が配偶者控除(38万円)を受けることができる金額です。
この金額を越えると妻自身に所得税が発生するだけでなく、夫の税負担も増加します。
また、夫の会社で、家族手当のようなものの支給がある場合、その支給条件を、
この壁の金額に設定しているところが多いので、この点もご注意下さい。
(住民税は一般的に100万円からかかってきます。)
妻が少し余分に働いたために家族手当がもらえなくなり、妻が余分に稼いだ以上に
夫の収入が減るかもしれません。
・130万円の壁?
妻の収入が年間130万以上になると、自分自身で社会保険料(健康保険+年金保険料)を
納めなければならなくなる金額です。
夫の扶養者とは見なされなくなり、家計全体で見ると、トータルの負担額が増加するかもしれません。
ただ、妻が社会保険に加入できるのなら130万円にこだわる必要はないかもしれません。
会社が保険料を半分負担してくれますし、老後の年金が増加するメリットもありますから。。。
・ま と め
手取りの確保という点においては、103万円を超えて、健康保険には加入しなくてもいい範囲が、
無難かもしれません。
が、妻が積極的に働いて収入を増やせば、家計にとってはプラスです。
妻の安定収入は万が一のときに家計の支えになりますし、妻の年金額増加は、
老後の生活に潤いをもたらします。また、病気のときの傷病手当金等の手当てが厚くなるメリットもあります。
妻の働き方については、家庭の事情や考え方によって大きく変わってくると思います。
今後のライフプラン(人生・将来設計)について是非、考えてみて下さい。
また、家計の資産や負債の状況を把握し、毎月のお給料の振込み額だけ見るのではなく、
税金・保険料をいくら支払っているのかについてもチェックしてみて下さいね。
について書こうと思います。
☆・☆・☆「103万円・130万円の壁って何?」☆・☆・☆
まず、勘違いされている方も多いのですが、103万円は税金計算の壁・
130万円は、社会保険料計算の壁です。
ここでは一般的に多いと思われる「夫正社員・妻パート」の共働き夫婦について考えてみますね。
・103万円の壁?
妻の給与所得としての年収が103万円以下だと、自分自身に所得税がかからず、
夫が配偶者控除(38万円)を受けることができる金額です。
この金額を越えると妻自身に所得税が発生するだけでなく、夫の税負担も増加します。
また、夫の会社で、家族手当のようなものの支給がある場合、その支給条件を、
この壁の金額に設定しているところが多いので、この点もご注意下さい。
(住民税は一般的に100万円からかかってきます。)
妻が少し余分に働いたために家族手当がもらえなくなり、妻が余分に稼いだ以上に
夫の収入が減るかもしれません。
・130万円の壁?
妻の収入が年間130万以上になると、自分自身で社会保険料(健康保険+年金保険料)を
納めなければならなくなる金額です。
夫の扶養者とは見なされなくなり、家計全体で見ると、トータルの負担額が増加するかもしれません。
ただ、妻が社会保険に加入できるのなら130万円にこだわる必要はないかもしれません。
会社が保険料を半分負担してくれますし、老後の年金が増加するメリットもありますから。。。
・ま と め
手取りの確保という点においては、103万円を超えて、健康保険には加入しなくてもいい範囲が、
無難かもしれません。
が、妻が積極的に働いて収入を増やせば、家計にとってはプラスです。
妻の安定収入は万が一のときに家計の支えになりますし、妻の年金額増加は、
老後の生活に潤いをもたらします。また、病気のときの傷病手当金等の手当てが厚くなるメリットもあります。
妻の働き方については、家庭の事情や考え方によって大きく変わってくると思います。
今後のライフプラン(人生・将来設計)について是非、考えてみて下さい。
また、家計の資産や負債の状況を把握し、毎月のお給料の振込み額だけ見るのではなく、
税金・保険料をいくら支払っているのかについてもチェックしてみて下さいね。
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