しゃぶしゃぶが大阪料理であると知る人は、大阪人でも少ないかもしれません。今や日本国内にとどまらず、海外にも日本を代表する料理として認知される程になっているにも関わらず・・・

しゃぶしゃぶを考案したのは、今でも北新地に店を構えるスエヒロです。中国ウイグル自治区の鍋料理にヒントを得て、昭和２７年に創作され、ごまだれで食べるスタイルもこの店が編み出したものです。

ネーミングは、鍋の中でしゃぶしゃぶと牛肉を洗うようにするからという、いかにも大阪らしい発想？でしゃぶしゃぶに決まりました。擬音語が好きな大阪人らしい表現ですね。

スエヒロはもともとビフテキの店ですので、しゃぶしゃぶの創案を強調しないところに、大阪料理と認識されない一因があるのかもしれません。しゃぶしゃぶは大阪から世界へ普及した大阪料理ですので、初めて聞いたという方は覚えておいてくださいね。