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先進医療特約(H25.3.26)


今回は≪先進医療特約≫を取り上げてみたいと

 思います。


  保険会社が先進医療を強調するようになり、認知度は

 上がっているのは確かかもしれませんが、ちゃんと説明

 できる人は少ないのが現状かもしれません。


  そもそも、先進医療とはどのような医療でしょうか?

 先進医療とは、厚生労働大臣が定める最新の高度な技術を

 使った医療のことです。ポイントは3つありますので、一緒に

 順を追って見ていきましょう。


 1 先進医療の治療は健康保険適用外になるので、3割

   負担ではなくかかった費用は全額自己負担になります。  

   一般の3割負担の治療に比べれば負担は重くなります。

   高額と言われる陽子線治療や重粒子線治療は300万円程度

   かかる場合もあります。


 2 先進医療の種類は変動します。今は先進医療と見なされて

   いる治療でも、有効性や安全性が認められれば健康保険の

   範囲内の治療に変わっていきます。


 3 先進医療が受けられる医療機関は限られています。2013年

   2月1日時点で重粒子線治療は全国で3つの医療機関、陽子

   線治療は全国で7つの医療機関でしか治療を受けることが

   できません。


  上記のような特徴を見た上で、先進医療への備えとして

 医療保険やがん保険に特約として付けることが多い先進医療特約に

 ついて考えてみましょう。ちなみに、先進医療保障は特約での

 加入のみで、単体で加入することはできません。


  保険で先進医療の保障として多いのは、“先進医療の技術料を

 実費負担します”という内容のものです。実費負担と言っても

 1,000万円が上限になっているもの・2,000万円が上限になっている

 ものなど商品によって違いはありますね。


  こういった保障内容で多くの場合は、保険料は月100円強という

 商品が多いです。月1本の缶コーヒー代程度の負担で済みます。

 これはやはり先進医療が受けられる医療機関が少ないので

 保険金請求する人が当然少ない、逆に言うと保険会社の負担が

 軽いということの裏返しかと思います。


  結論としては、安い保険料ですので保険でカバーしておいても

 いいでしょうし、先進医療の実施件数が少ないということであえて

 加入しないというのでもいいでしょう。  


 例えば、今加入されている医療保険に先進医療の保障が追加

 できないので医療保険を加入し直すというところまで考える必要は

 なさそうです。新規で医療保険やがん保険の加入を検討する

 場合は、安い保険料ですのでつけておくと安心できるでしょう。



 (厚生労働省「先進医療の概要」・「第62回先進医療専門家会議議事次第」参考)

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