堺市出身の真山仁さんは、経済小説「ハゲタカ」シリーズの著者として超有名な小説家ですね。新金岡（事務所最寄り駅から地下鉄で一駅）で育ち、桃山学院高校・同志社大学を経て、現在の読売新聞中部支社へ就職しています。

その後、1990年にフリーライターとなり、2003年に生命保険会社の破綻危機を描いた「連鎖破綻 ダブルギアリング」で作家デビューを果たしています。その翌年に、ハゲタカファンドを扱った「ハゲタカ」を出版し一躍注目されると存在となります。

私は経済小説が好きで、真山仁さんの作品の多くを読んでいますが、綿密な取材に基づいたタッチと、現代社会が抱える問題に鋭く切り込むところは圧巻です。

最新作である日本の国家破綻の問題を扱った「オペレーションZ」は、読み始めるとすぐに引き込まれ、続きが気になりますので一気に読んでしまいました。未来予測かも？と思ってしまうリアリティが本当に秀逸です。

堺市出身ということで勝手に親近感を覚えていますが、勿論それだけではなく、今後も新作が出ればすぐに読みたいと思わせる経済小説家ですので、末永く私を楽しませてくれる存在だと思っています。