住宅購入・資産運用・保険見直しの不安を一緒に解消しませんか?

シニア層の家づくり相談事例(H26.11.29)

実際にファイナンシャルプランナー(FP)に家づくりなどの資金計画に

ついて相談に来られた方の事例をみていきましょう。


<相談者の家族構成・資金など>

 夫:57歳・会社員・年収600万円
 妻:56歳・専業主婦・
 子3人:長男長女は既婚別居、次男は独身同居(26歳)
 預貯金2,500万円
 毎月の生活費25万円


<ご希望>

•建て替えで諸経費込2,500万円程度を考えている
•住宅ローンを組んでも早めに返済を終わらせたい
•住宅ローンは固定で組んで安心したい
•預貯金が大きく減少すると将来が不安なので頭金に充てる金額を相談した

•家づくり後も趣味や可愛い孫にお金が使えるようにある程度のゆとりは欲
しい


<相談のポイント>


1、頭金充当額

退職まであと3年と迫っており退職金や再雇用の可能性が高いとは言え未確

定のため保守的に考えると、預貯金2,500万円の内頭に1,500万円を充当し

1,000万円を残しておくと安心できます。退職金の受け取りや再雇用が実現

され家計に余裕がでれば、繰上げ返済を積極的に行う方向で考えます。


2、住宅ローンの組み方:長期固定金利?or変動金利?

年齢的に完全退職が予想される65歳までに住宅ローン返済を終了させるこ

とが目標になります。変動金利も選択肢に入りますが、奥様のリスクを取り

たくないというご希望もあり10年固定を選択しました。毎月返済額は変動金

利より高くなりますが、年齢的に金利上昇リスクを避けたほうが無難でしょ

う。


3、住宅ローンの組み方:元金均等返済?元利均等返済?

 同じ住宅ローン金額・同じ返済期間・同じ金利であれば、返済総額は元

金均等返済のほうが元利均等返済より総返済額は少なくなります。最初の毎

月返済額は高くなりますがあと3年は現在の年収を維持できるとのことでし

たので、少しでも早く元金を減らせる元金均等返済を選択しました。


4、住宅ローンの繰上げ返済

 退職金受け取りや再雇用が実現すれば家計に余力ができ繰上げ返済を行

うことができます。目標は完全退職予定の65歳までに住宅ローン返済を終了

することですが、独身同居の次男にも少し負担してもらえればかなり可能性

は高いと考えました。


<まとめ>

1.2,500万円(諸経費込)で住宅建て替え

2.頭金は預貯金2,500万円の内、1,500万円を充当し1,000万円の預貯金を

 残す。

3.住宅ローンは2,500万円-1,500万円=1,000万円となり、完全退職予定

 年齢の65歳までに完済することを目標とし、繰上げ返済を実行することに

 より退職するまでに返済を完了する

4.住宅ローンは、金利変動リスクを避けるため10年固定金利を選択する。


 同じ年齢で年収が同じであっても、家族構成やライフプラン=将来計画に

よって、家計に見合った住宅ローンの組み方は変わってきますね。
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