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大阪の歴史偏1 上町台地に日本一お寺が多いのはなぜ?

上町台地には、聖徳太子が建立した四天王寺・藤原冬嗣発願の藤次寺・蓮如による大坂本願寺など、中世からすでに幾つかの寺院が存在していました。

戦国時代まで寺院は集中して建てられませんでしたが、天正11年(1583年)の豊臣秀吉による大坂の城下町建設とともに大坂の寺町作りが始まりました。なぜ、秀吉が上町台地に寺院を集めたのでしょうか?

大坂城は上町台地の北端に位置し、東は平野川・北は大川などが天然の要塞となり、西は東横堀川を開削し守りを固めることができました。唯一の弱点だった南側の防御を強化するため、上町台地に寺を集中的に移転させたと言われています。

大坂夏の陣で豊臣氏が滅亡し、徳川氏が大坂を支配する時代になっても、この路線は踏襲され、元和年間に大坂の寺町はおおむね完成に至りました。

江戸時代の大坂には11の寺町があり、うち2つは天満にありましたが、9つは上町台地に集まっていました。時代によって変遷はありますが、上町台地の9つの寺町に180余りの寺院が存在していました。

戦災を経た現代でも、なお多くの寺院が上町台地に集まっています。寺院について厳密に把握できるデータはないようですが、経済センサスの事業所数(仏教系宗教)のデータを目安にすると京都よりも上町台地のほうがお寺が密集したエリアだと言えるようです。
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